慰謝料相場には離婚を伴う場合や精神的苦痛の度合いにより変わります

不倫の慰謝料と離婚の慰謝料の考え方の違いとは？

不倫の慰謝料とは、不貞行為を原因とした慰謝料限定の権利であり、法定離婚原因（法律で定められている確定的に離婚できる権利）の中の１つでもあります。

離婚の慰謝料とは、不倫（不貞行為）が原因で夫婦関係が破綻してしまった場合のことを言います。他にも不倫（不貞行為）の慰謝料はもちろん、DVやセックスレス等の婚姻を継続し難い重大な事由に該当する場合や精神的苦痛などの損害を受けた場合に離婚する時の慰謝料として請求できます。

不倫（不貞行為）などの不法行為の消滅時効は事実ンを知ってから３年又は不法行為の時から２０年となっております。

尚、事実を知ってからの３年間の間に、相手方が認めた時や慰謝料を１円でも支払った場合や裁判で確定判決が得られた場合などには、慰謝料請求権の時効は１０年間となります。

離婚の慰謝料の計算方法ですが、これは一概には言えないところが多く、ほとんどがケースバイケース（不倫やDV等の内容の程度や婚姻期間の長さ、子供に対する対応等）であり様々です。実際には、当事務所のご依頼頂いた依頼者様の離婚慰謝料が１０００万円を超えた場合もございます。

参考までに、不倫の慰謝料の相場は、相手方が離婚しない場合は３０万円〜１００万円ぐらいであり、相手方が離婚する場合ですと２００万円〜３００万円ぐらいとなっております。